サラリーマンは会社が倒産しない限り、毎月給料収入がもらえることが一番のメリットである。
また、最近ではこの安定収入があると言う観点より銀行融資でも、単なる自営業より与信が高い。
ただし、その反面に時間的拘束が伴う。
サラリーマンは時間をお金に換えている職業であるため、時間投資として客観的に検証する。
【日本】
詳細については、国税庁:民間給与実態統計調査(平成26年)を確認して頂きたい。
要点としては
1、日本のサラリーマン平均年収
・平均給与は 415万円(対前年比 0.3% 増)
・男性 514 万円(同 0.6%増)、女性 272 万円(同 0.3% 増)
2、年齢階層別サラリーマン平均年収
3、日本のサラリーマン生涯収入
上記2をベースに20歳〜60歳(定年退職)までのサラリーマン生涯収入を計算する。
*退職金は含まない。
・生涯収入は約1億7千万円
・男性約2億円、女性1億1千万円
4、補足
現在、改正高年齢者雇用安定法が試行されて、65歳まで希望があれば働けるようになったがこの部分の給与については、ほぼ無しで計算している。理由としてはそのままの企業で働いたとしても、60歳以降の給料額は激減するのが現実だからである。
その他
世界の階層別所得(課税控除前グロス年収)※日本、米国、スウェーデンの比較
日本の所得上位1%は上場大企業の管理職クラス、上位5%なら大企業正社員クラスである。
階層 | 日本(個人) | 米国(世帯) | スウェーデン(個人) |
上位0.01% | 8075万円 | 8.5億円 | 1.3億円 |
上位 0.1% | 3260万円 | 1.8億円 | 3741万円 |
上位 1% | 1279万円 | 4385万円 | 1268万円 |
上位 5% | 750万円 | 1858万円 | 838万円 |
(注)日本は2010年、米国・スウェーデンは2012年、1ドル=118円、1クローナ=14.5円で換算
(source: 世界トップ所得データベース(WTID))