成幸者の定義
自分が、小学生の時代には”成功者”と言う言葉は聞いたことがあったが、”成幸者”と言う言葉は聞いたことがなかった。これは、時代的な背景(高度成長期:誰でも頑張って働けば富を得ることができた)があったからではないかと判断する。
ただ、今の時代においては、”成功者=幸せな人”と言う認識に変化が起こってきているのだと判断する。
具体的に言うと、”成功者=地位や富を得る者(広辞苑)”と定義されており、確かに地位や富を得れば、好きなことができるようになる。ただし、現在のようにある程度豊かになった国においては、地位や富があれば本当に幸せか?と言うことである。
なぜなら、確かに自分で好きなことに対して事業を始めて、その事業が世の中のためになり、結果として富を得られたのであれば、それは幸せななのだと思うが、今の大企業の社長のほとんどは創業者でなく、サラリーマン上がりの労働者である。その人達が本当に幸せか?と言うと大きな疑問がある。なぜなら、事業者(創業者)とサラリーマン社長には、絶対にこえられない壁や領域があるからである。
いずれにしても、サラリーマン社長は多忙であり、現在のこの複雑な経済状況に対応するために働き蟻のように働いているのを皆認識しているので、ただ、単に成功者=幸せな人ではないと言うことである。
では、成幸者と言う言葉は何を意味するのか?と言うことであるが、このHPのタイトルにもなっているが”幸せ”と言う定義が重要である。また、その”幸せ”と言う定義は、個々によって異なるものであり、どれが良い・悪いと言うことはない。
極論ではあるが、毎月収入が5万円しかないが、毎日本当に好きなことができて、他人に迷惑をかけていないならそれは、その人にとって幸せな人生である。では、お金は物凄いもってはいるが、仕事のストレスにより、病院通いを定期的にしなくてはならず、自分の好きなことができていないのは、幸せな人生とは言わない。
※現実的には、毎月収入が5万円では衣食住に苦労するので、幸せなケースは稀であり、お金がある程度必要なの言うまでもない。
成功者と成幸者
- 成功者は功を成すことに熱中している人、成幸者は幸せになることを大切にしている人
- 成功者は得ることに興味があり、成幸者は与えることに興味がある
- 成功者は人生を戦いと考え、成幸者は人生を学びだと考える
- 成功者は病気をしたら薬で治そうとし、成幸者は生活習慣を変えようとする
- 成功者は妻の意見に不機嫌になり、成幸者は妻の意見に真剣に耳を傾ける
- 成功者は忙しく、成幸者はゆったりしている
- 成功者はしゃべる人が多く、成幸者は聞く人が多い
(補足)
以下にそれぞれの、アイテムについて自分のコメントを追加させて頂く。
1の”幸せになること”とは、その人の”幸せ”の定義のことであるため、個々に異なる。
2については、与えることが先にあり、それが巡り巡って自分に自分が得ることができるのである。
3は、その通りだと思い、”一生書生”をモットーに学び続ける。
4は、その通りだと思う。
5は、妻の意見内容にもよるが、なぜそのようなことを言っているのかは真剣に耳を傾ける。
6は、個人の”幸せ”の定義にもよるが、自分も継続して、ゆったりと対応していきたい。
7は、コミュニケーションのバランスであり、しゃべると聞くを上手くし活用したい。