日本株が今週末に一時的に2万円台をつけた。
今の日本株の上昇を牽引しているのは欧米の外国人投資家であり、それは先日の米国の
雇用統計発表を受けて、米国における利上げ時期が遠のいた可能性が高まったことが
理由の一つである。
ただ、逆に下がっても国内おいては年金資金等が入ってきくると言う構図もある。
これは、日銀が量的金融緩和をしていることによる、金あまりの状態であることも関係
している。
いずれにしても、
・米国の金融動向
・日本の日銀の動き
・欧米の投資家の動き
と言うのが日本株にとっては重要になってくるでしょう。
いずれにしても、現在の自分の日本株は年初の日本株上昇率よりパフォーマンスがよく
資産を着実に増やしてくれており、正直、サラリーマンのベアアップなんてどうでも良い
と思ってしまうし、もらっても結果として投資に回すだけである。
ただ、このまま日本株が上がりつつけることは絶対にない。
これは歴史をみても明らかである。
よってリスクの観点より、バブルについてここで述べておきたい。
歴史的な観点よりみると代表例としては下記となる。
・17世紀のオランダのチューリップ
・18世紀の英国の南海
・1920年代の米国(29年の大恐慌)
※ブレトンウッズ体制の崩壊(1ドル=360円の固定相場の崩壊→為替相場)
※結果として、世界的に金融の自由化が進んだ
・1980年代の日本資産バブル
・1990年代のITバブル
・2000年代の米国住宅バブル(※リーマンショック)
で、バブルについて箇条書き及び書籍等より
1、80年代以降に10年に一度はバブルがやってくる
2、バブル発生の為には3条件が必要である(好景気・低インフレ・低金利)
3、バブルは姿を変えてやってくる(不動産・IT・住宅ローン)
4、崩壊しないバブルはない
となっている。1は過去の歴史より正しく、2については概念的には理解できるが
じゃ、どの数値なの?ってことになり微妙である。3、4は過去の歴史より正しい。
また、金融の自由化がグローバルになってしまった段階においては日本だけ分析
しても意味がほとんどないのが現状である。
自分もリーマンショックの時に資産がかなり減ってしまったが、下落があれば
上昇もあり、下落時にゲームオーバーにならなければ何とかなるものである。
よって自分は
1、信用取り引きはしない
2、生活に必要最低限の現金はとっておく
3、余剰資金にて投資を実施する
を決めて対応しているので、リーマンショックの時に資産がかなり減ってしまったが
現在ではリーマンショック前より増えているし、その時の対応を含めた経験が、現在の
自分の財産となっているのが一番である。
また、もちろん資産はあれば嬉しいですが、その資産(お金)を支える個人の器がない
場合は、まちがいなくその人を不幸にしますので、まずは自分の器を成長させること
を考えて頂きたいと思います。
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